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ペンギン目ペンギン科フンボルトペンギン属/体長65cm前後

マゼランペンギンは、南米のマゼラン海峡を中心に、チリとアルゼンチンの海岸や島に生息するペンギンで、フンボルトペンギンによく似ている。チリの低緯度の部分ではフンボルトペンギンとの交雑もあるとのこと。飼育下でも交雑し、非常に近い種とされている。
南半球の春から夏にかけてが繁殖の季節で、その頃には、牧場の端の海岸や無人の島などにコロニーをつくり、その場所に合わせた巣づくりをする。マゼラン海峡に点在する島には、海鳥の糞が積もった柔らかい土壌「グアノ」が堆積していて、マゼランペンギンの非常にいい営巣地となる。島の上一面に薄い地表を残してトンネルを掘っているので、ヒトの体重だと踏み抜いてしまって歩けないほどだ。
フンボルトペンギンよりも高緯度が生息地だが、温帯の気温でも飼育・繁殖が可能なため、フンボルトペンギンの輸出が禁止されてからは、マゼランペンギンを飼育する水族館が増えた。

北海道・東北のマゼランペンギンのいる水族館 ●サンピアザ水族館 ●マリンピア 松島水族館（宮城県） ●鶴岡市立 加茂水族館（山形県） 関東のマゼランペンギンのいる水族館 ●鴨川シーワールド（千葉県） ●しながわ水族館（東京都） ●横浜・八景島シーパラダイス（神奈川県） 北信越・東海のマゼランペンギンのいる水族館 ●上越市立 水族博物館（新潟県） ●寺泊水族博物館（新潟県） ●のとじま水族館（石川県） ●南知多ビーチランド（愛知県） ●志摩マリンランド（三重県） 西日本のマゼランペンギンのいる水族館 ●神戸市立 須磨海浜水族園（兵庫県） ●玉野市立 玉野海洋博物館（岡山県） ●大分マリーンパレス水族館 うみたまご（大分県） ●長崎ペンギン水族館（長崎県）   フンボルト、マゼラン、ケープなど、   フンボルトペンギンの近縁のペンギンでいっぱい。

水中のマゼランペンギン（マリンピア松島） マゼランペンギンの背中（加茂水族館） ノドの２本ラインが特徴（しながわ水族館）

その他の温帯のペンギン：フンボルトペンギン・ケープペンギン

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