マリホ水族館<広島県の水族館山陽山陰の水族館WEB水族館 全国水族館ガイド

WEB水族館 全国水族館ガイド
全国水族館ガイドTOPへ
水族館動物写真図鑑へ
水族館に出かけよう。

WEB水族館
ブログ水族館 別窓
館長室:中村元
水族館の本・ガイド
水族館動物写真図鑑
イルカトレーナーになる

水族館を探す
50音順で探す
好みのタイプで探す
地図で探す
マイトリップ2016年6月
旅のランキング:中村元おすすめ!目的別「水族館ランキング」

LINK
にっぽんのマーケター2017年7月
マーケターの企み「中村元さん、水族館プロデューサー
文春オンライン2017年7月
中村元の『水族館哲学』から紹介します
モーニングショー「聞きトリ」2017年7月11日
水族館プロデューサー斬新アイデア
マリンガーデン、リニューアル物語(アニメ)



広島 マリホ水族館
波や激流をも展示する「生きている水塊」が美しい

水族館プロデューサーである筆者中村元が全面プロデュース。小さいながら、波で逆巻く泡の渦やうねる激流など、自然の水中をそのまま切り取ってきた世界初の展示が次々に現れる。

マリホ水族館の写真
世界初の「うねる渓流」。広島の川の上流域を流れる激流そのままに水族館に再現した。見ているだけで清涼感に満たされる。

広島市の観音マリーナに接する商業施設マリーナホップ。そこに2017年夏、新しい都市型水族館が誕生したのがマリホ水族館だ。けっして大きくはなく、むしろ極小水族館と言っていいが、躍動する水槽に水中世界へと引きこまれ、時間を忘れるはず。
あふれる命を擁する海や川の水中世界そのものが巨大な生命であることを表したく、世界初の「生きている水塊」つまり躍動する水中景観を展示した。水中世界の非日常で都会人を癒し、大人のカルチャー心と好奇心を十分に満たすことを目的とした、アーバンリゾート型の水族館だ。

打ち寄せる波の向こうへ、旅の始まり。
水族館に入ると目の前に、どこまでも続く青い海が現れ、打ち寄せる波の音が心地よい。サンゴ礁に打ち寄せる波と、そこに逆巻く泡の渦が生まれては消える、世界初の生きている波の水塊『波の向こうへ』と名付けられた水槽だ。
その波間を自在に泳ぐ色とりどりのサンゴ礁魚類、波に触手を揺らせるソフトコーラル。水中感たっぷりのこの水槽こそ、マリホ水族館の生きている海と川の世界への旅の始まりにふさわしい。
マリホ水族館の写真
「波の向こうへ」水槽は、気泡の渦が生まれては消える世界初の展示

青く揺れる水中光のスポットを通り抜けると、『あふれる瀬戸内の命』のゾーンとなる。マリーナホップの目の前に広がる瀬戸内海の豊かな生命を展示。
とりわけ、広島の人々が日々いただいている命たちの展示には力を入れていて、その生きている姿には、美しさとともに神々しささえも感じることができる。

マリホ水族館の写真
カタクチイワシとマダイ
マリホ水族館の写真
たゆたうクラゲのホール

群れる魚がエメラルドグリーンの水塊を動かす
誰もが感嘆の声を上げるのが、マリホ水族館最大のラグーン水槽。あの小さな水族館のどこに、こんな巨大な水塊を閉じこめることができたのか?
海底の白いサンゴ砂が太陽光に照らされると美しいエメラルドグリーンを水面と水底に生じさせる。その間に深いマリンブルーの海が、まるでどこまでも続いているかのように見えるのだ。

ラグーン水槽には、サンゴ礁に住む色とりどりの小さな魚たちが、無数に群れ泳いでいる。それらを睥睨するように大物の、ナポレオンフィッシュやトラフザメがゆったりと巡回をする。
どこを眺めていても、飽きることなく、好奇心が湧いてくる大人の水族館に必要な要素がたっぷりとある。
マリホ水族館の写真
コバルトブルーのラグーンに群れる無数のサンゴ礁魚類

マリホ水族館の写真
小型の水槽にも魅力がいっぱい。

広島の天然記念物ゴギの躍動する世界初の渓流水槽
一般的に水族館では最も不人気なのが日本の淡水魚コーナーだが、マリホ水族館ではあえて日本の川で勝負に出た。

その一つの理由は、広島県の川には固有種で広島の天然記念物である川魚ゴギがいるからだ。ゴギはイワナの仲間で川の上流域を生息域とする。その野性味にふさわしい水槽として、世界初となる『うねる渓流の森』水槽を開発したのだ。
マリホ水族館の写真
うねる渓流を泳ぐゴギ

そしてもう一つの理由、それは、日本の淡水魚の水槽で、観覧者の目を釘付けにしてみせる!というプロデューサーの意地だった(笑)。……が、とにかくその意地は観覧者のみなさんの心を動かすことができたようだ。ゴギたちが流れに逆らって、時にはうねる川面を大きく飛び越えて泳ぐ様子が間近で見られることに、大人も小さな子どもも興奮をあらわにして観察してくれている。

水族館で緑の惑星を感じる

最終のゾーンは熱帯雨林の川のコーナー。水中の熱帯魚を見せるだけでなく、緑の地球との関連性にこだわっている。
緑の美しい水草の水槽は当然のことながら、特別に準備したのが、水面上に木の枝や葉の森をつくり、そこに住まわせたコオロギを餌として、魚に狙わせる水槽だ。アロワナの仲間であるノーザンバラムンディが水面近くをうろつき、時には鋭いジャンプでコオロギを補食する姿を目の当たりにすることができる。

マリホ水族館の写真
水面下のノーザンバラムンディ
マリホ水族館の写真
ジーベンロックナガクビカメ

TEL 082-942-0001
住所 広島県広島市西区観音新町4丁目14-35
URL http://mariho-aquarium.com/
開館時間 夏季4〜10月10:00〜20:00 冬期11〜3月10:00〜17:00
休館日 マリーナホップの休館日に準ずる
入館料 大人900円、小中高生500円、幼児300円、シニア(65歳以上)800円
交通
電車: JR広島駅から広電バス3号線に乗車役40分
車: 広島高速3号線吉島料金所で降り、広島ヘリポート方面(観音方面)突き当たり
駐車場 あり

魚の目情報
年パスが入館料2回分の1,800円、マリーナホップ内飲食店や売店の各種サービスも付いてくるのでお得感が大きい。そのため年パス保持率も他の水族館に比べて非常に高い。
夏季は夜8:00までやっていて、5時からのナイトアクアリウムは大人のアーバンリゾート感全開になるのでおすすめ。


※禁転載。ここに記載されている全ての写真、文章などは中村元の著作に帰属します。